ガチャ… 「おー!すごいいい天気だよー!」 空は雲ひとつない青空が広がっていた。 「加瀬くんも私に用事あったの?」 「あぁ。」 「じゃあ加瀬くんからどうぞ!」 私は加瀬くんの前に立って話し始めるのを待った。 「…俺、ほんとは覚えてるんだ」 「ん?何を?」 「あの日のこと。」 あの日…? どの日のこと…? 「俺が熱出した日のこと。」 「えっ…」 それって… キスしちゃったことだよね…?