「ちょっと加瀬くんのところ行ってくる!」

「はいはい〜」

昼休み、
私は加瀬くんのところへ行こうと教室を出た。


だけど教室を出てすぐ、誰かに腕を引っ張られた。


「わっ!」


「芹奈」

「あれ、加瀬くん?」


引っ張った相手は加瀬くんだった。

「どこ行くんだよ」

「ちょうど加瀬くんのところに行こうと…」

「え。」


加瀬くんは驚いてしばし固まっていた。


「屋上行こう?」

私は固まってる加瀬くんを引っ張って屋上へ向かった。