嘘が好きなあなたへ。

遠く聞こえるチャイムの音に混じって、
誰かが私の名前を呼んだ気がした。

「…ずき…柚希!
いつまで寝てるの!人狼やろうよ!」

机に伏せていた体を起こし、まだぼやける視界の中で、声の主を見つけた。

「ああ…美香…ごめんごめん」

スマホからSNS[LIME]を開き、て慣れた手つきで準備を進める。