他のクラスが考えたジェスチャーゲームも終わって、昼食の準備をすることになった。


俺はご飯を炊く担当で、火をおこすために燃えやすい木の枝を柾木と一緒に探していた。


全然見つからなくて、諦めて顔を上げた時に柾木が口を開いた。


「てか、ずっと気になってたんだけど」


「なに?」




「お前ってさ、放課後どこ行ってんの?」




突然だな。


なんだよ、急に。




「別に」


「最近付き合い悪いじゃん」




先生と図書館で会うまでは、毎日のように遊んでいたから、不思議に思われるのも仕方ない。


少し不貞腐れている柾木。