PLACE 君の知らない物語

つまり


「弱いとはいえ組の者だ
族とは訳が違う。 闘いは苦しいものになるだろうな」


「そうか............」


幹部室内は静まり返った


俺のたてた仮説は恐らく正しいだろう
花夜は雷神が闇討ちをした理由が月華の力欲しさだと知って姿を消したのだとしたら


この白蘭のことも自分のせいだと感じて一人でどうにかしようとするだろう


そうすれば花夜が傷ついてしまう
月華として闘うだろう


女だからではなく、好きだから傷ついて欲しくない
俺が守りたい


「近々ぶつかるかもしれないね。
情報が入ったら教えて。それからちょっと白蘭のマチに行ってくる」


「一人で大丈夫か?」


「うん、月華に気配を悟られるのは避けたいから、あえて一人でいくよ。」


愛「え〜?僕もなんかボコボコにしたい気分なのにぃー!」


怖いこと言うなよ
愛也が一番の戦闘狂だ


「ぶつかった時は僕たちも参戦する予定だから、その時に存分に殺っちゃって?」


「むーん........我慢するー」


「じゃあ行ってくる」


そうして俺はバイクに乗って、二つ隣の街に走り出した