「あ、違う!責めてるんじゃなくて!
あの人、自分が死ぬとわかってたから!
なんてゆうか…」

わかってた? わかってて斬られたの?
そんな!?そんなわけない!!!


「なんで僕に聞くの?」


「沖田さんが芹沢さんを斬ったから」


「どうしてそう思うの?」


「鼻の下、刀傷あった」


新選組の医者、監察方の山崎君に
丁寧に隠して貰った傷を見つけていた?


「酔ってつい…」「嘘つくなって!」

そうだ!藤太郎も医者だ!
刀傷だと言った


「責める気持ちはない
誰にも言うつもりもない
ただ、芹沢さんが満足そうだったから
梅って人と一緒だったからなのかなって」


僕は、観念した



「梅が来たのは誤算だった」