へたれライオン 卒業します

生徒会長に
『春名に近づくな』と言われ
俺はどうしていいか
わからなくなっていた



俺は無意識に
奏多の家い行っていた




「俺のせいで
春名が襲われたんだってさ」



「尊のせいじゃないだろ」



「お前、前に言ってたじゃん
 女の嫉妬は恐ろしいって

 俺、甘くみすぎてたのかもな」



「尊はまだ
 春名のことが好きなのか?」



「好きだ!

 どうしようもないくらい
 春名が好きだ!

 でも・・・
 俺といると春名は
 辛い思いばっかりする

 だから
 生徒会長に春名を譲ろうと思う」



「みこと・・・」




「譲るっていっても
 春名は俺のもんじゃないけどな」



おれは『へへへ』と
笑うしかできなかった



「そういうところが
へたれライオンだって言ってんだよ」



「何怒ってんだよ、奏多」




「春名のために身を引く?

 はぁ?

 それって逃げてるだけじゃん!

 本気で春名のことが好きなら
 相手の幸せ願うんじゃなくて
 お前が春名を幸せにしてやればいいだろ!」



「はっ・・・」



確かに奏多の言う通りだ!!


俺は逃げていただけだ!!


逃げるんじゃなくて
俺はこれから先ずっと
傷ついた春名の隣で

春名が笑ってくれる方法を
片っ端から試せばいい!!



「尊、言い過ぎて悪かったな

 お前は自分の幸せを後回しにするけど
 俺は
 お前と春名の二人で
 笑顔になってくれたらなと思う」



「ありがとな、奏多」