「じゃあね、花蓮!」 「うん、また明日ー!」 あたしは麗羅に手を振って、自分の帰り道を歩いた。 途端に、歩との次のデートのことにしか頭になくなった。 次は、どんなところへ行こうかなぁ。 今回の場所は、歩が決めくれたんだし、次はあたしがいい場所を考えてあげようかな。 そういえば、こないだ麗羅と出掛けに行った時、パンケーキカフェを見つけたし、そこにしてみようかなぁ……。