最強女総長の事情ー恋なんて知らないー

お兄ちゃんが族を立ち上げた理由も私が桜華を作った理由も同じ。

私の売られた闇市は舞蝶が管理していたものだったからだ。

私の族に入ってくれた子達もみんな舞蝶のしてきた悪行の被害に遭った者達ばかり

涙も出なくなってきた頃蓮は私の頬を撫でながら苦しげに口を開いた。


「辛いことを思い出さしちまってすまない。お前の情報が出ないのもその過去のせいだろ?」

「うん。」


蓮は私を再び抱きしめて、頭を撫でた。


蓮の肩口から後ろを見ると3人が泣いている。


「もう、そんなに泣かないでよ」


笑いながら言うと、だっでぇ…なんて言いながら鼻水をジュルジュルいわせる。


ここはなんて暖かいんだろう。


そんなことを思いながら私の意識がふっと遠のいた。




蓮side


抱きしめていた体がふっと力が抜けたように寄りかかってきた。

見れば瞳を閉じている煌の姿。

過去を聞いて異様な細さと初めて会った時の殺気ののようなものの理由を知った。


絶対に同じ人を出しちゃいけない。


舞蝶を再結成させては行けない。


ここにいるみんなの意思が固まった。



眠る煌をソファに寝かせ、パソコンで舞蝶の今の状況について探る。