「な、なんで…?ノ乃ちゃんは…?」 「…なんでノ乃のこと知ってんの」 「っ、ごめん、三河くん…私、帰るね…っバイバイ…っ!」 「は?苺!?ちょっとま…」 今、苺って呼び捨てに…。 またもや私は走り出し、三河くんのそんな言葉に胸がまた締めつけて。 無我夢中で走って、振り返らずに家に帰った。 こんなようなこと、前にもあったな…。 そんなことを思いながら、気づけば眠りについていた。