あれだったらノ乃ちゃんとお喋りしてればいいもんね?




キーンコーンカーンコーン




予鈴が鳴り、バタバタとクラスに駆け込んでくるクラスメイトたち。




「遅刻しちゃった…」




そう言ってちょっとだけ舌を出し、目を片方閉じるノ乃ちゃんは、可愛いとしか言いようがないくらい可愛かった。




「か、可愛い…っとと…大丈夫だよ、乃々ちゃんなら」




「…?何が大丈夫なのか分からないけど…先生いないしね!」




もう打ち解けたようにそう話すノ乃ちゃん。