あ、飲み物いるかな?
「紅茶…いる?」
「うん」
じゃあ入れよう。
お砂糖とか、ミルクとかは自分で調節した方が良さそうかな。
私は、甘いもの食べるときちょっと苦め
の紅茶を入れるけど。
「ん、ありがと」
「あ、砂糖とミルクは自分で入れて調節してね」
そう言うと、彼は角砂糖をがしっと鷲掴み10個ほど入れ、ミルクを3つ入れる。
ちょ、ちょっと入れすぎじゃない?
さすがにそれは…
「うん、甘い…おいしい」
おいしいいんだ…私も…いや、無理!
というか、私まだ彼の名前聞いてないよね?
「あの、お名前は…」
「もぐもぐ…うん?僕の名前?」
やっぱり可愛い…っとと…そうじゃない
「はい、学年とお名前を…」
「三河蒼太(mikawa souta)2年生だよ」
三河…蒼太…あ!もしかして”あの”三河
蒼太くん…?だとしたら有名人じゃん!



