甘すぎるよ、三河くん




「きれーだね」




「そう?普通だと思うけど…じゃ、私の部屋に先に行ってて?準備してくるから」




「部屋どこ?」




「階段登ってすぐのとこ」




「りょーかい」




先ほどとは打って変わって、顔をほころばせて階段を上る三河くんは、小さい子供のようで何だか可愛い。




紅茶のセットと、試作品のケーキを準備し持っていく。




ガチャ




「おまたせ~…って、何人のベットで寝てるの…!?」




ドアを開けた私の目に写った光景は、私のベットに丸まりながら寝てる三河くんの姿だった。




「ん…あれ…苺ちゃん…?どうしてここに…?」