「あら、もうこんな時間。休憩していいわよー」




「うん、了解!」




ふぅ…久々だったから大変だったけど楽しかったなぁ。




もうお昼をとっくに過ぎているから、おやつにケーキでも食べようかな…。




昨日の試作品、余ってたよね?




うちの店には、テーブル1個を2つの椅子で挟んだ形で置いてあるスペースがあるんだけど、そこで食べようと冷蔵庫からケーキを取ってくる。




ふへへ…めちゃくちゃ美味しそ…。




「いただきまー…」




「それ、僕にもちょーだい」




「はへっ…?」




何か聞き覚えのある声が聞こえ、誰かと思い横を見てみると、そこには普段着姿のカッコイイ三河くんが突っ立ていた。