甘すぎるよ、三河くん


「そう…それじゃあ…自分と向き合ってみなさい。こんなこと、私が言うようなことじゃないけど…」




きっと、私のために色々考えてくれてるんだよね、亜子は。




それなら…。




「うん…考えてみる。ほんと…ありがと」




「もう…何言ってるの。こちらこそ、話してくれてありがとう」




ニコッと微笑む亜子に釣られて、私も微笑み返した。




「じゃあね、苺」




「うんっ!ばいばい!亜子!また明日!」




カフェを出て、亜子と別れた。




家に着く頃には夕日が沈みかけていた。




「ただいまー…あれ?おかーさーん?」




いつも帰ってくると、リビングから顔を覗かせてくるお母さん。




だけど、今日はそれがない。




「あら、お帰り…ごめんね、新商品の案を考えてたら集中ちゃって…ご飯できてるわよ」




新商品…かぁ。そう言えば、明日ってお休みの日?



なら…!




「私も考える!明日店の手伝いするよ!」