モゾモゾ…
「ひ、ひぃ…!」
う、動いた!ど、どうしよう…!でも、昨日部室の鍵は閉めて帰ったし、他には誰もいないはずじゃ…?
怖いけど、ひと、だよね?生徒だろうしちょっと布団をめくってみよう。
きっと寝てるんであろう。
寝息が聞こえる。
ちらっとめくってみる。
すると、そこには…
「…綺麗な顔だなぁ」
美少年が眠っているではありませんか。
どっかで見たことある気が…。
「ん…」
お、起こしちゃった!?やば、どうしよう…!
「……きみ、だれ…?」
は、話しかけられた…!一応名乗ったほうがいいかな?
「えっと…2年天羽苺です」
「いちご…?」
キョトンとした顔で私に聞いてくる彼は
女子の私でもキュンとしてしまう甘さ。
か、可愛い…じゃなくて!