「ま、いわゆる幼なじみってとこかなー」
「えっ…っ!?」
「ははっ、ほんとにおもしろいね。まぁ、疑いたくなる気持ちもわかる。だけど、これがまたホントなんだよねー」
こんな人と三河くんが幼なじみ!?
いくらなんでも信じられない…だけど、この感じだと本当なのだろう。
「あ、今ちょっと疑ったなー?」
「うっ…」
図星です…。
「ま、いいんだけどね。じゃ、苺ちゃんが気になってる三河くんのお話をしようか」
そういう新川くんは、少し重々しい話をするように口を開いた。
「幼稚園の頃から一緒なんだけどね、今みたいに全然甘いものとか食わなかった」
「…え?」
あの甘いもの大好きの三河くんが…?



