甘すぎるよ、三河くん



なんでうちのクラスに三河くんが!?




あれ、誰か探してる…?





キョロキョロと見回して、私のほうに視線が向けられ、ぱぁっと顔をわかりやすく明るくする




なんか、嫌な予感…




「ねぇ、なんか苺のこと見てない?」




と、亜子




「ま、まさか…そんなわけな…」




「いちごちゃーん」




…低音ボイスの甘い声が、私のことを呼び、こちらに手を振っている




周りの視線が、チクチクと私に刺さる




勘弁してよ…




「ねぇ、苺ちゃんったら。来てよー」




「ほら、苺。行ってきなさい」




そう言って亜子にドンッと背中を押され三河くんのほうに行かされる




あとで覚えといてよね…




「じゃ、行こー」




「ちょ、ちょっと三河くん…!?どこ行くの!?」




されるがままに三河くんに手を握られてどこかへとスタスタ歩く私たち




周囲の視線が痛い…