甘すぎるよ、三河くん



SHRの時間は暇な時間この上ない。




今日の予定を先生が話し、それを聞くだけ。




なんとなく、窓の外を見てみる。




暖かい風がそよぐ5月、桜の木も緑になりゆく校門に男の子が歩いている姿が見える。




ん…?なんか見たことあるような顔…




っ…三河くん…!?




もう遅刻だよ?登校時間遅すぎでしょ…




どうしよう…今日、部活行きにくい…




でも、亜子に相談すれば気が楽になるかな…?すごく話すのを躊躇う内容なんだけど…




昼休みまで待つしかない…か




三河くんのことをあれこれ考えていたら気づけば昼休みになっていた



「苺、中庭行きましょ…」




「「「きゃーーー!!」」」




な、なにごと…!?




亜子が私に話しかけようとした、次の瞬間




廊下から女の子の悲鳴に近い歓声が聞こえ、気になって廊下を見てみる




「あら?あれって…」




亜子が珍しく目を見開いて驚いてるけどなんだろ?




「っ…!?み、みみみみ三河くん!?」





「えっ?三河くんと苺しりあいだったの?早く言ってくれればいいのに…」





なんか亜子が言ってるけどそんなのどうでもいい