隼人―
「ただいま」
めずらしく早く仕事が終わった俺は紗矢よりはやく家に帰ってきてしまった。
一人でいても、なにも楽しくない。
プルル・・・・!!
家の電話がなる。
「はい」
「隼人か?」
父さん・・・
いったいなんなんだよ・・・
「なんか用?」
「今日、実和さんを家に連れてきたいんだが・・」
はぁ!?
父さんは馬鹿か。
「何考えてんの?」
俺は低い声で言った。
「隼人と紗矢に会わせるつもりなんだが」
「ふざけんな。勝手にしろ」
ブツッ。
ツーツーツー・・・・
一方的に電話を切った。
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