「あたし、いままでお父さんの再婚相手になる人、
会ってもないのに嫌いだった。
でも、あたしの看護をしてくれた。
そのときに夢を見たの。あたしが小さい頃、風邪を引いてお母さんにずっと隣にいてもらう夢。
実和さんはどことなく・・・・だけど、お母さんと雰囲気が似ている気がするんだ。
あたし、実和さんに新しいお母さんになってほしい。」
お兄ちゃんはなんていうかな?
ちょっと不安だった。
「・・・紗矢なら言うと思ってた。
うん。俺も。あの人なら母さんになっても大丈夫だと思った。
父さんと実和さんにも話そう?」

