和「花音?」

花「ふーん。自分が桜庭って言う看護師に何言ったのかすら忘れたんだ?」

棗「桜庭?あのぶりっ子の看護師か?」

和「そいつが花音になんか言ってたのか!?」

花「ほら、やっぱり身に覚えがあるんじゃない。」

和「誤解だ。俺も棗も桜庭は嫌いだ。」

花「そんなの知らない。」

棗「あいつはぶりっ子なんだよ。」

花「私と話した時はそんなことなかったし。」

棗「話したのか?」

私は頷いた。早く消えないと、私はちらっとさっきいた所を見る。和にぃはそれに気づいたのか私の手を掴んだ。

花「私のせいでお父さんは死んだ。お兄ちゃん達は私を恨んでるんでしょ!?消えてあげるんだから離して!」

和にぃは私が声を荒らげたことに驚き掴んでる手を緩めた。私は屋上から飛び降り衝撃に備えて目を閉じた。