朝起きた時から息苦しさを感じていた。小さい頃から私は喘息を持っていた。だからこそ分かるんだ喘息の発作が起きる前兆だと。私は下に降りお兄ちゃんに声をかける。

花「お兄ちゃん。苦しい」

棗「イスに座って。吸入用意するから。」

花「ありがとう。」

私にはお兄ちゃんが5人、お姉ちゃんが1人いる。お兄ちゃんはみんな医者でお姉ちゃんは保育士。お姉ちゃんは出勤前だったららしく私の背中を優しくさすってくれる。

凛「のんちゃん大丈夫??棗早くしてよ。」

花「ゴホッゴホッ。」

凛「ちょ、早く!」

棗「うるさいな。分かってるから」

凛「のんちゃん棗が吸入持ってきてくれたよ。吸える?」