そーいうことは、多分…、Hのことだろう…。

俺は真於からそういう話が出てくると思わなくて、ついポカンとする。

真於が慌てて顔の前で手をブンブンと振って言った。

「い、いつもそんなこと考えてるわけじゃないよ⁉
ただ、隆之のキスがうまかっから、思い出しただけで…!」

顔を赤くして慌てる真於は、小動物みたいで可愛らしい。

まぁ、真於を小動物に例えるとしたら、百パーセント絶対にうさぎだけど。

「どうかなー?実は真於は裏ではとんでもない変態なんじゃない?」

俺は真於の髪をすきながら、わざとらしくからかうような口調で言う。

クスクスと笑うと、真於は顔を赤くした。