委員会がほどなく始まり、委員長がよどみなく進行していく。
美形なだけではなく、話のまとめ方も上手で聞きとりやすい。
左隣の席に漆黒の髪の男子生徒が居眠りをしていた。
窓から入る微かな風がさらりと髪を揺らしている。机の上に身体を伏せて頭を窓側に向けているので面立ちはまったくわからない。
……二列目なのに堂々と眠るなあ。
男子生徒を一瞥すると肩を竦めた委員長と目が合い、なぜか悪戯っぽく片眉を上げられた。
まだ明るい日差しが教室内に差し込んで、つい気が緩みウトウトしてしまう。
「以上ですが質問はありますか? なければ今日はこれで解散します。次回の日程は、プリントに記載している用具配布の時に伝えます」
ああ、やっと終わった!
委員会が終了し、ぐんっと座ったまま身体を伸ばすが男子生徒は熟睡したままだ。
教室を出て行く際に、女子生徒たちは皆、寝ている男子生徒と委員長にもの言いたげな熱い視線を送っている。そしてなぜか隣に座っている私に剣呑な目を向けていく。
どうして見られてるの?
いや、それよりこの人を起こしたほうがいいのかな?
何年生なんだろう?
美形なだけではなく、話のまとめ方も上手で聞きとりやすい。
左隣の席に漆黒の髪の男子生徒が居眠りをしていた。
窓から入る微かな風がさらりと髪を揺らしている。机の上に身体を伏せて頭を窓側に向けているので面立ちはまったくわからない。
……二列目なのに堂々と眠るなあ。
男子生徒を一瞥すると肩を竦めた委員長と目が合い、なぜか悪戯っぽく片眉を上げられた。
まだ明るい日差しが教室内に差し込んで、つい気が緩みウトウトしてしまう。
「以上ですが質問はありますか? なければ今日はこれで解散します。次回の日程は、プリントに記載している用具配布の時に伝えます」
ああ、やっと終わった!
委員会が終了し、ぐんっと座ったまま身体を伸ばすが男子生徒は熟睡したままだ。
教室を出て行く際に、女子生徒たちは皆、寝ている男子生徒と委員長にもの言いたげな熱い視線を送っている。そしてなぜか隣に座っている私に剣呑な目を向けていく。
どうして見られてるの?
いや、それよりこの人を起こしたほうがいいのかな?
何年生なんだろう?

