そして少女は兵器を討つ


――
―――
――――
―――――



「お祖父様、どうぞどうかお聞きになって。私はアナタを殺します。そしてミリアリアも殺します。決めたのね。すべてをすべてを片付けて、私も再び眠りましょう」

「ま、待ってくれミリアリア……ミリアリアは、あの子は悪くない……。お前の一件から、あの子は、あの子は極力」

「極力極力なんだと言うの? 私の力を模造した、害悪の芽には代わりない。ならばなればならばこそ、私はミリアリアを始末する責務があるの」

「だが……だがあの子は今、善いことをしようと! お前の力だったことに変わりはないが、しかしあの子は今、その力で世の腐敗悪を」

「壊滅させているからなんでしょう。そのためならば私の力、人を殺して許されると?」

「ミリ、アリア……」

「さようなら、愛しく愚かな、お祖父様」



―――――
――――
―――
――