そして少女は兵器を討つ


――
―――
――――
―――――



「愛しい愛しいミリアリア――私は眠っていたの。それはそれは本来なら覚めるはずのないものなの。それがどうしてどうしてここにいるのか、わかる?」

「……わからない」

「答えはアナタよ、ミリアリア。私はアナタを止めに来たの。あわれなあわれなミリアリア、アナタは存在してはいけないの」

「な、ぜ」

「私が存在してはいけないからよ」

「意味がわからない。私は生きる。私は、生きる」

「そうね、そうだわ、アナタは生きたい。なぜってアナタはミリアリア。私なのだから。私も生きたい、それならアナタも生きていたい」

「……」

「けれどね未熟なミリアリア。アナタも私も許されない。生きていることが害になる。アナタの力は悪になる」

「悪……? そんなものには」

「知らないだけのミリアリア。無知でお馬鹿でいとおしい私の私のミリアリア。私はアナタに時間をあげる。次に私が向かうのは、優しく愚かなあの人のところ。私が彼と逢う前に、遠くへ遠くへお逃げなさい。未知蒙昧の世界へと、旅立ちなさいミリアリア」

「私は……私はお祖父様から離れられない」

「ああ、それならそれならその時は、私がアナタを討つわ、ミリアリア」



―――――
――――
―――
――