そして少女は兵器を討つ

私は、それでも、善いことを行わないといけない。できるだけ、多く。善いことを。私の力で。ミリアリアの手で。

ここを壊滅させることが、善いことなら……私は、やらなくては。急げ、急げと知識が警鐘をならす。少しでも多く、少しでも早く。

ミリアリアがお祖父様と出逢う前に。ミリアリアがミリアリアへ追いつく前に。

早く、多く、早く、もっと。

階段を下りるごとに、彼女の話も蘇ってくる。

昔、話が。

私は頭を振る。振り払いたい。振り払えない。頭を振る。

私は、そして、階段を下りきった。

目の前には、鋼鉄の観音扉――この先が、目的地。