秘密のきもち

「じゃ、ここで!今日はありがとうございました。」
部活のマネージャーと、俺の家の近くの十字路のとこで別れる。
今日は疲れた。
近いうち大きな大会があるからそれに向けて練習してたら遅くなった。
明日は小テストがあるし、勉強したいから部活終わると同時にソッコー帰ってたら、1つ上の学年の先輩であり、部活のマネージャーでもある女が後ろから追いかけてきた。
俺は自分のmyグローブをベンチに忘れてたらしい。わざわざ持ってきてくれた。
偶然にも帰る方向が同じなので、途中まで帰ることにした。
二人で歩きながらいろいろ話した。
部活のこと、天気のこと…最終的に先輩のノロケ話。
もともと先輩は話好きなほうだし、話ながらオーバーなリアクションとる癖がある。オープンな性格な先輩のノロケ話は聞くのにかなり疲れた。
オープンな性格の女は苦手なほうだから…でも、すごく楽しそうに話してたな。
この間彼氏とデートしたこと、ついこの間の誕生日のときに彼氏がサプライズでプロポーズしてくれたこと、そしていま先輩は見た目は目立ってないものの現在妊娠中であるということ、卒業してから今の彼氏と結婚する予定であるということ…十字路で別れてから先輩の言葉を思い返してみた。
うれしいことが重なって、いますごいしあわせだって、満面の笑みで言ってたな。
瑠璃にも、先輩みたいなしあわせ、味わせてやりてぇな…って、俺なに考えてるんだろっ。
瑠璃が待ってる。早くいかなきゃ。