「確かに俺はこのことを知った時驚いた・・。
それに、途中で思ったんだ。
知らないほうがいいかもしれないって。
でも、すべてを知りたい。
花とちゃんと向き合いたいそう思えたのは、
父さんの言葉だった・・。
父さんは『新井先生に感謝をしたい』って、『もう恨んでない』そう言ってたんだって・・。
それと・・。」

陽向は声を詰まらせた・・。

「・・・・
『いつか、陽向と新井先生の娘さんを会わせたい。』
そう言ってたんだって・・。」

私の目から大粒の涙があふれた・・。

「俺と花を会わせたいって・・
父さんは俺らが出会うことを望んでいたんだって知った時、
俺すごいうれしかった。」

陽向の目にたまっていた涙が零れ落ちた。

「それを聞いても、すべてを知ってどうしたらいいかわからなくて相当悩んだ・・。
自分の気持ちがわからなかったから・・。
俺は新井先生を恨んでるのか、恨んでないのか・・、それすらもよくわからなかった・・。
正直、こんなことある?って何回も思った。
本当に新井先生の娘さんが花で、花の実のお父さんが新井先生なら、それはもう運命なんじゃないかって思ったんだ。
もし、俺と花が出会ったことが運命なんだとしたら、俺は花と一緒に全部を乗り越えて、花を幸せにしたい。
花。
、、俺、花が好きだ。」

陽向の言葉はすごくうれしかった・・

でも・・