あっという間に、一週間が過ぎ土曜日になった。

「行ってらっしゃい!」

「「いってきまーす。」」

お母さんには翔大と二人で買い物に行ってくると言ってある。

「道はわかるのか?」

「うん。ちゃんと調べた。」

そう言いながら私たちは病院の最寄り駅に着いた。

陽向の産まれた病院は、実の両親のお墓から近いわけでもなく、望月さんの家からも遠い位置にあって、私の予想は正直外れたんじゃないかって思っていた。

予想が外れるに越したことはないしね・・