そんなことを考えながら、休み時間に廊下を歩いていると、

「咲野君昼休み体育館裏に来て!」

いきなり女子に声をかけられた。

断ろうと思ったのにその子はそのまま走って行ってしまった。

違うクラスの子みたいだった・・。

せっかくの昼休みが・・。

俺にとって昼休みは唯一花と話せる時間だった。

席は隣だけど、なかなか話す機会がない・・。

だから俺は毎日昼休みに4人で話せる時間を大切にしていた。