運命が紡いだ物語

ずっと楽しみにしていた、夏祭り当日。

私も結愛も夕方に待ち合わせしてるので、ちょっと前に私の家で二人で支度をした。

お母さんは浴衣の着付けがうまいので、2人ともお母さんに着付けをしてもらって、髪の毛は結愛にやってもらった。

「じゃあね!」

「うん。楽しもうね!」

私が結愛と別れて待ち合わせ場所に行くと、陽向が待っていた。

「お待たせ。ごめんね。待った?」

「いや・・。」

陽向は私を見て止まっている。

「陽向?」

不安だった。

やっぱり私なんかが浴衣を着ても・・

「かわいい・・。
すっごく・・」

えっ・・

うれしい・・。

よかった・・・

「ありがとう。」

私たちは二人とも顔が赤かった。

「じゃぁ行こうか。」

「うん。」

そういって私たちは祭り会場へと向かった。

祭りの会場は人が多く押されながらで歩くのがやっとだった。

その時私は人の波にもまれそうになっていた。

やばい・・

陽向とはぐれちゃう・・・

すると、誰かに手をつかまれた。

腕の先をたどると陽向だった。

陽向の手のぬくもりはすごく優しく温かかった。

私はドキドキするのを抑えるのでいっぱいだった。