運命が紡いだ物語

夕方になり着替えるために、私たちはそれぞれの部屋へといった。

ちなみに、カップル同士といえど、男女で別れた部屋割りにした。

部屋にいる間私と結愛はほとんど恋バナをしていた・・

「えーっ!花たちまだ手つないでないの?」

「う、うん。」

「名前もまだ名字で呼んでるし、花のほうから陽向って呼んでみなよ!」

陽向。

なんて絶対呼べない!!

「私だって、名前で呼びたいって思ってるよ。
でも、いざ咲野君の前に立つと緊張して・・。」

「なにそれ!
かわいい、花!
恋する乙女って感じ!!」

「ゆ、結愛はどうなの?翔大と・・。」

「私たちは付き合う前から名前で呼んでたし・・。
でも・・。
今まで知らなかった翔大を知れた・・。」

さっきまで私をからかっていた結愛は、

顔を赤らめながらそう言った。

「結愛も恋する乙女だね!」

「う、うん!」

「私も、咲野君のこと、陽向って呼べるようになりたい・・。」

ほんとは結愛に言われた時から、陽向って呼んでみたいって思ってるけど・・

まだ、咲野君と二人でいるだけでドキドキするのに、
名前まで呼んだら、心臓爆発しちゃうよ!

「頑張って!花!!」

「うん!」

この旅行中に名前で呼べるようにがんばろ!