「でも、今日私が咲野君に会いに行ったのは翔大のせいなんだからね!」

「えっ、俺?」

「うん。
今日の昼休み、咲野君がなんか言いかけたところで翔大が来て、何を言おうとしたか気になって・・
でも・・、
結局は会いたかったから行ったのかも・・」

なんか言ってて恥ずかしくなってきた・・。

「ふーん・・」

笑いながらそういう翔大になんか腹が立った。

「そういえば、陽向と付き合ったこと
母さんたちに言わないの?」

「言いたいけど、なんかタイミングなくて・・
焦らないで、いつかその時が来たら話す・・。」

「そうだな・・。」