「……」
「先生だけを罰するのは、おやめください」
「いや、ダメだ」
「何故ですか」
「この教師は、手当たりしだい女を口説く」

周りから、冷たい視線を受ける先生。

「それで学校に迷惑をかけたのも、一度や二度じゃない」
「…好きなだけ罰してください」

もはや、クビでもいいくらいです。

「庇うなら、最後まで庇ってよ西園寺〜…」
「庇うだけ無駄だと判断したまでです」
「冷たいな〜…もうちょっと優しければ……」
「死にたいそうですね?先生」

聞いてるだけで背筋の凍る、ドスのきいた低い声。
この声は…

「煌輝くん」

今までどこかに行っていた煌輝くんではありませんか。
3ページくらい出番ありませんでしたね。