中学3年生の春、
クラス替えという一大イベントが
僕の胸をはずませる。

これは緊張のはずみか、期待のはずみか今は覚えていない。多分緊張だったと思う。

2年生の時のクラスで、発表されることになっている。僕の番がきた _


   セカイ
新しい教室だ。



2年生の時に仲の良かった友達と離れた。
知らない人ばかり。
半泣き状態の僕は周りから無数の視線を感じた。


「 こまくん!一緒だあ! 」


声をかけてくれたのは _