大嫌い、だから恋人になる

次の朝、私はお母さんにお弁当の作り方を教わった。

これで良いのかな。なんかありきたりなお弁当になりそうだけど。

「どうしたの?私が教えようとすると邪魔って怒ったのに」

お母さんが言った。

「いいから教えて」

私はちょっといらいらしながら答えた。

「はいはい、じゃあ、まずね・・・」

お母さんのお弁当の作り方はちょっと面倒。でも今までの失敗もあるから、逆らわないようにする。
塩や醤油の分量もちゃんと取った。手順も順番通り。アイディアは封印。

結局出来たお弁当はやっぱりごくごくありきたりのお弁当。
こんなので秋山君、喜んでくれるのかな。味見もしたけど普通の味、
私のアイディア料理の方が良いと思うけど。