大嫌い、だから恋人になる

「何の話してるの?」

凜ちゃんが会話に混ざってきた。

「良かった、凜ちゃん。なっちゃんがまた変なこと言ってる」

「変なこと?」

私はさっきまでのなっちゃんの話をした。

「そっか、確かにそうかも知れない」

「凜ちゃん、なっちゃんの言いたいことわかるの?」

「うん、つまりね。ちひろは特別なお弁当を作ろうとし過ぎてるってこと。でもお弁当だって普通のお弁当が一番、メロンパンも普通のメロンパンが一番。秋山君が食べたいお弁当ってそういうのじゃないの?」

「そうなの?なっちゃん?」

なっちゃんはどや顔して肯いてる。ちょっと怪しい。

でもそうなのかな。普通が良いのかな?