大嫌い、だから恋人になる

秋山君はまだ何か言いたそうだったけど、お腹がまた痛くなったみたいで、保健室に戻った。

おかしい、私のお弁当は完璧。となると秋山君は本当に何を食べたんだろう。

保健室の前で秋山君を待ってると、今度は凜ちゃんたちが来た。

びっくりしたのは、なっちゃんが真っ青な顔をして、凜ちゃんの肩を借りてふらふら歩いてること。なっちゃんは子供の頃から、一度だって風邪の一つ引いたことが無い。

「どうしたの?なっちゃん、そんななっちゃん初めてみた。」

「ちーちゃん」

なっちゃんの声はとっても弱々しい。

「私もうダメかも。」

「どうしたの?何があったの?」

「ちーちゃんのお弁当食べた。」

なっちゃんはそれだけ言い残して、保健室に入っていった。