大嫌い、だから恋人になる

これはスゴく問題だった。

私は秋山君のことなんて全然好きじゃない。

なんで二人はそんな勘違いしたんだろう?

今までのこと、思い返してみる。

ええと・・・確かにこれじゃあ、私が秋山君のこと好きみたいだ。

「勉強だって秋山君に見て貰ってスゴく楽しそうだしね」

「違うよ、凜ちゃん。あれは、その、ほら、無料の家庭教師みたいなもんで、利用してるだけ」

「はいはい。そうだねー」

凜ちゃんは完全に信じて無い。

なっちゃんはパンにしか興味が無い。

とにかくこのままじゃダメ。

私は反省した。

私は秋山君なんて絶対好きにならない。信じない。だって秋山君はあの人と一緒だから。好きになっちゃいけない人だから。

私は目的を思い出す。

絶対に秋山君を好きにさせて振ってやる。