大嫌い、だから恋人になる

それからテストまで私たちは喧嘩もせず勉強した。

自分の成績が、どんどん良くなっていくのがわかる。

私ってもしかして天才?

「調子に乗らない」

秋山君はそう言ってぽんと私の頭を叩いた。

「でもこれなら次のテストいけそう」

「そうじゃなきゃ困る」

でも時々、私が同じ問題を何度も間違えると秋山君は切れそうになる。

「何度も言わせるな。バ・・・・とにかく落ち着いてやれ」

怒りたいのに怒るのをガマンしてる時の秋山君の顔はちょっと面白い。苦虫を潰した顔ってこういう顔なのかなって思う。本当はもっと見たいし、困らせたいけど、今は勉強中だからガマン。熱心に教えてくれてる秋山君にも悪いし。