俺はにっこりと笑顔を返した。
家に着くと布団にうずくまる。
言わなきゃ。
好きって。

布団から出て、スマホを打つ。
愛果のラインに
《今、別れたばかりでごめん》
《ちょっと話があるんだけど、いい?》
と、打つ。
《うん。いいよ》
《じゃあ、あの公園でね》
と返ってきた。

その公園に着くと、愛果はもう来ていた。
「どうしたの?話って」
「どうしても、言いたいことがあって」
「そうなんだ」
言わなきゃな…
「あのさ、俺…」