「好きって言った?0?」
【ああ、間違いなく。OK出します】
「じゃあ、悪いが今日は…」
田中さんがそう言うと
【へい、お休み…】
0がそう言うと
漸く、壁に“Congratulations!”
と書かれた文字とお祝いに出てきた森の動物達の映像が薄くなって消えて行った。
ナマケモノが最後まで残り、やがて…それも消えた。
静かになった部屋で
再び心臓がドドドドと
なっ…
状況が読めないくらい急に抱き抱えるようにキスをされ
「本当に?」
そう言った彼の鼓動も早い。
「本当」
彼にぎゅうっと音がするほど抱き締められ…
彼からも…たこ焼きの香り。
「ふふ、たこ焼きの匂い」
「うん、あ、着替え持って来てるし、着替える?」
「…うん、そうだね。そろそろ帰らないと。“たこ焼きの匂いがつくから”って言ってくれないから、お泊まりだと思って一色持ってきちゃったよ」
「…ああ、ごめんその気だった?」
そっ
その気!?
だ、そ、
そういう事だ。副音声が混ざった。
「……そう…か…も…」
「ん、じゃあ…そうしよう」
「え、いや、いい。いいから!そっちはそのつもりじゃないというのに、恥ずかしい」
「俺はね、好きな女性と部屋で二人。いつでも“その気”だよ」
ふっ、と笑って彼はそう言った。
【ああ、間違いなく。OK出します】
「じゃあ、悪いが今日は…」
田中さんがそう言うと
【へい、お休み…】
0がそう言うと
漸く、壁に“Congratulations!”
と書かれた文字とお祝いに出てきた森の動物達の映像が薄くなって消えて行った。
ナマケモノが最後まで残り、やがて…それも消えた。
静かになった部屋で
再び心臓がドドドドと
なっ…
状況が読めないくらい急に抱き抱えるようにキスをされ
「本当に?」
そう言った彼の鼓動も早い。
「本当」
彼にぎゅうっと音がするほど抱き締められ…
彼からも…たこ焼きの香り。
「ふふ、たこ焼きの匂い」
「うん、あ、着替え持って来てるし、着替える?」
「…うん、そうだね。そろそろ帰らないと。“たこ焼きの匂いがつくから”って言ってくれないから、お泊まりだと思って一色持ってきちゃったよ」
「…ああ、ごめんその気だった?」
そっ
その気!?
だ、そ、
そういう事だ。副音声が混ざった。
「……そう…か…も…」
「ん、じゃあ…そうしよう」
「え、いや、いい。いいから!そっちはそのつもりじゃないというのに、恥ずかしい」
「俺はね、好きな女性と部屋で二人。いつでも“その気”だよ」
ふっ、と笑って彼はそう言った。