教室に戻って弁当を鞄に片すのに加恋とわかれた




「あれ、悠なんでそんな疲れ切ってるわけ?てか顔赤くね?」


「……んでもねえよ」


「おやおや〜?」


友達と話している加恋をチラリと盗み見ると、なんと目が合ってしまった



昼休みが終わる5分前



「ゆーちゃんゆーちゃん!」


「……なに」



何故わざわざ俺のところに来た??


まじで目が合わせられなくて困る



なんて思ってふいっと顔を逸らすと


ちゅぅ


俺のほっぺに柔らかい感触を感じた



バッと加恋の方を振り向くと


「へへっ。ゆーちゃんこれでおあいこだね!!」


猫被ってる時とはまた少し違う、満遍の笑みで俺を見ていた



「お、おまっ…!!」


「私の好きな男の人のタイプは、毎朝起こしてくれて飽きずに毎日ずっと隣に居てくれる人だよ?」



そんな加恋の突然の告白に、俺は頭がショート


クラスの奴らからは悲鳴