加恋が支度している間、俺はリビングで加恋のお母さんと仲良くお喋り
「あら悠ちゃんあの子は起きた?」
「やっと起きて今支度してるよ」
「も〜毎朝ごめんなさいね?あの子悠ちゃんじゃないと起きないから」
「全然いいよ。俺の日課だし」
加恋のお母さんは俺を自分の息子同然に扱ってくれるから、普通にタメ口で話している
「ゆーちゃんおまたせ!!」
「加恋支度出来たか?」
「バッチリ!」
起きてしまえば元気な加恋は支度を済ませて俺のいるリビングに来た
「2人ともいってらっしゃい。気をつけてね」
「いってきます」
「お母さんいってきま〜す!」
学校までは徒歩20分
決め手は勿論歩いていけるから
「そういえば昨日ね〜」
俺の隣を楽しそうに話しながら歩く加恋は、今日も可愛い
栗色のフワフワした髪、大きくパッチリした目、白くて細い身体に小動物を連想させるような小ささ
男が好きな守りたくなる見た目をしている
勿論俺も例外ではない。
だからこそコイツの隣にいつも居る
電車通学でも良かったけど、最近は痴漢も多いし心配だから歩いていける高校にした