俺が立ち去ろうと背中を向けると芝田は女の武器を出してきた。
「 待って!行かないで… お願いよ…… 」
背中にいらない女がくっついてくる。
重い……
「 手紙の答え、聞きたい 」
「 ……5番だけはあり得ない 」
「 な、なんで?少しは可愛いとか、嬉しいとか、ちょっと付き合ってみようかなとか、ないの?」
「 なんで?」
「 え?」
「 あんたの願望に俺を当てはめるな、離れろ、邪魔 」
俺がフルと大抵文句を言うのは告白した奴じゃなくて、その友達。
ひどい?
何がだ?
俺を知らない女に何の用がある?
俺はアイツだけがいい、世界中でたった一人の奴がいい。
くそっ…
会いてぇ。
羽奈…… 会いたくてたまんねー。



