生意気オオカミの虜 →→ 凛編。


なぁ羽奈、俺をもっともっと意識してくれよ。

俺、男なんだからさ。


「 ねぇ、凛、屍みたいにくっついててどうするの?制服シワになるから 」

「 脱がしてよ、羽奈 」

「 えー!めんど…… 」

「 なんかさぁ だるくて…… 風邪かもな?」

「 風邪? バカは風邪ひかな… った!」



言うと思ったから、羽奈を組み敷いてやった。



「 凛?あんたねぇ… 」

「 バカは羽奈だろ 」

「 は?」

「 バカじゃない証明してみたら?羽奈の力で俺を押し退けてみろよ 」

「 生意気な~ ふ、んっー…… ハァハァ… ちょっと、退いてって、ばー!!」



な、羽奈は女で俺は男。

力なんて知らないうちに逆転するもんだよ。

気づかない羽奈はバカだ。


だから……意地悪してやる。



「 もう黙れば?無理だって 」

「 無理じゃ… な、っ… ん、凛…… 」



羽奈にキス出来る俺は幸せだ。

わかりやすい羽奈の甘めな顔がたまらない。

俺に酔うトロける姿がたまらない。

無意識か、羽奈がキスを受け入れて返してくるのも可愛い。


抵抗する自分を忘れてる羽奈がたまらなく可愛い。



「 羽奈、好きだよ 」



喋らせてやんねー。

もうすぐ羽奈は俺に溺れる。

今、抱きたいのを我慢するよ……

俺、制服だから。


ガキだと思われてる間は、キスだけで許す。

でもほんとは… この体ごと羽奈が欲しい。

なぁ、俺の事……



「 ……好きだよ、凛 」



え……