生意気オオカミの虜 →→ 凛編。


雷がまだ不安なのか、頼が俺と帰ろうとするのをわかりやすく止める。


「 あのさ、お腹すいたよね~ 」

「 羽奈の奢りな 」

「 決定~ 」


3人で久しぶりの外食、とはいかず頼に電話が入り急きょバイト先へ行ってしまう。



「 頼って、バイトばっかだけどほんとは彼女だったりしてね 」

「 頼はいいよ、飯は?」

「 あんたねぇ私は金欠なの、オムライスでいい?」



簡単に済ませる羽奈はオムライスが得意。

羽奈が作るなら何でもいい、食えれば。



「 羽奈~ 」

「 何?あ、卵割っといて 」

「 えー!」

「 何よ~ ただ飯にはしないからねー 」



目の前にボールと中に卵。

ムスッとする俺に羽奈はおでこに指を突く。



くっそ……



「 凛のくせに、その顔可愛いっ 」


ムカつく。

いつまでガキ扱いだ?



「 凛、卵!」



そのうち絶対に……



「 凛ってば~ 」


その口塞いでやる!