血が勢い良く出るのに反比例し、七愛海の動きが鈍く弱々しくなっていき、遂にはその場に倒れこんでピクリとも動かなくなった。

生気を感じられなく、輝きを失った目が私を見つめていた。玲美を助ける為に払った犠牲、それはあまりにも大きく尊いものだったと感じさせられた。